再雇用で給料減…就職氷河期世代が60歳までにやるべきこと
50代になると、再雇用や役職定年が現実味を帯び、60歳以降の給料減が気になり始めます。
就職氷河期世代は、就職難だけでなく、その後も待遇面などで厳しい状況が続きました。
だからこそ、60歳までに「給料が下がった後」に備えておくことが大切です。
まずやることは、次の4つです。
- 不足額を大まかに計算する
- 固定費を見直す
- 生活防衛資金を確保する
- 少額から長期分散積立投資を始める
無理せず、少しずつ始めることがポイントです。
そして、60歳以降の働き方や暮らしを、複数の選択肢から選べる状態を目指します。
この4つを1つずつ進めていくことで、不安も少しずつ小さくなっていきます。
ステップ1. 60歳以降の不足額を大まかに計算する
最初にやることは、不足額の見える化です。
① 収入の目安を出す
- 年金 : ねんきん定期便で確認(夫婦なら合算でOK)
- 給与 : 下がる前提で見積もる(60歳以前の6~7割が目安)
- 退職金 : 大まかな金額を把握(ただし過信しない)
ねんきん定期便の見方に不安がある方は、先にこちらの記事で確認しておくと安心です。
② 支出を3つに分ける
- 固定費(通信・保険・車・サブスクなど)
- 変動費(食費・日用品・交際費など)
- 将来費(医療・修繕・教育費の残りなど)
③ 不足額を計算する
不足額(月)= 支出(月)ー(年金+給与などの収入)
完璧でなくて大丈夫です。
それでも、不足額が見えると、現実的な選択肢も見えてきます。

私の会社では、退職金はあまり多く望めません。
そのため、家の修理や家電の買い替えなど、臨時支出用に残すつもりです。
ステップ2. 固定費を見直す
固定費の見直しは、一度やれば効果が持続し、60歳以降の備えとして非常に有効です。
しかも、我慢も少ないので、ストレスになりにくいです。
特に、通信費・保険料・サブスクは、最初の取組みにおすすめです。
具体的な見直し方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
ステップ3. 生活防衛資金を確保する
固定費の見直しで節約したお金を貯めて、生活防衛資金に回します。
目安は生活費3〜6ヶ月分です。
生活防衛資金があると、相場が荒れても「生活のために売る」という
最悪の行動を避けやすくなります。
ステップ4. 少額から長期分散積立投資を始める
投資は強い武器ですが、目的は一発逆転ではありません。
不足額を埋める/選択肢を増やすための手段です。
その目的に合うのが、長期・分散・積立投資です。
新NISAのつみたて投資枠を利用すれば、
国が長期の資産形成向きと認めた商品を、少額から購入できます。
利益が出ても非課税なのも、大きなメリットです。
仕事を続けながら無理なく投資を続ける方法は、こちらの記事で詳しくまとめています。
選択肢を増やす
長期分散積立投資は、毎日確認する必要はありません。
年に1~2回見直すだけでも、十分に続けていけます。
空いた時間で考えておきたいのが、自分の選択肢を増やすことです。
たとえば、
- 過去に諦めた夢や希望
- 会社で得たスキルや人脈
- 趣味や特技
この3つは、セカンドライフの大きな材料になります。
見方を変えれば、転職や起業といった新しい挑戦が現実味を帯びてきます。
※投資には元本割れのリスクがあります。商品内容やリスクを確認したうえで、ご自身の判断で行ってください。
まとめ:60歳までの備えが、その後の選択肢を増やす
60歳以降の給料減に備えるために、やることは4つです。
- 不足額をざっくり計算する
- 固定費を見直す
- 生活防衛資金を確保する
- 少額から長期分散積立投資を始める
こうして守りを固めておくと、再雇用に頼らずにすむ可能性が高まります。
そして、退職や転職、起業など、60歳以降を自分で選べる余地も生まれてきます。
就職氷河期世代は、若い頃に希望とは異なる道に進んだ人も少なくありません。
だからこそ、60歳までの備えは、ただ不安を減らすためだけではなく、
これまでに諦めた夢や希望も含めて、自分の人生を選び直す準備にもなるはずです。
焦らなくて大丈夫です。
まずは、不足額をざっくり計算するところから始めてみましょう。
