なぜ今、資産形成が必要なのか?就職氷河期世代が暮らしを守るための備え
「将来のために貯金しているから大丈夫」
そう考えている方は多いと思います。
特に就職氷河期世代は、長いデフレの時代を過ごしてきました。
物価が大きく上がらず、貯金をしておけば安心だと感じやすい時代でした。
しかし、食品、日用品、光熱費などの値上がりが続く今、
貯金だけでは暮らしを守りにくくなるでしょう。
資産形成は、利益を出すためだけのものではありません。
これからの暮らしを守るための備えとしても、考えておきたいです。
就職氷河期世代は、デフレに慣れた世代
就職氷河期世代は、若い頃から長く不安定な時代を過ごしてきました。
就職が難しかった。
給料がなかなか上がらなかった。
それでも物価はあまり上がらず、貯金をしておけば安心だと考えやすい時代でした。
私自身も、以前は「まずは貯金」と考えていました。
貯金があれば、急な出費にも対応できます。
これは今でも大切な考え方です。
ただ、デフレの感覚のまま、インフレの時代を迎えると、少し注意が必要です。
インフレとは、お金の価値が少しずつ下がること
インフレとは、物やサービスの値段が上がることです。
たとえば、100円で買えたものが120円になると、同じ100円では以前と同じものを買えません。
これは言い換えると、お金の価値が下がったということです。
貯金は金額としては減りません。
ところが、通帳の数字は変わらなくても、「暮らしを守る力」は少しずつ弱くなっていきます。
最近は、スーパーでの買い物や光熱費の支払いで、値上がりを感じる場面が増えました。
だからこそ、貯金だけでなく、物価上昇に備える方法も考えておきたいところです。
中小企業では、賃上げが難しい場合も
物価が上がっても、給料が同じように上がれば、生活への影響は小さくなります。
しかし、現実はそう簡単ではありません。
就職氷河期世代には、中小企業で働いている人も多いと思います。
中小企業も賃上げをがんばっていますが、
大企業と同じくらい賃上げするのは厳しいと思います。
賃金が上がっても、それ以上に生活費が上がれば、家計に余裕は生まれません。
ここに、インフレ時代の難しさがあります。

私の会社も中小企業ですが、賃上げをがんばってくれています。
それでも、普段から節約を心がけている私でさえ、物価上昇の影響を感じています。
大学生のお子さんが、ひとり暮らしをしている同僚の家庭では、実質的に親世帯とひとり暮らし分の生活費が上がっています。
実際に、かなり厳しいという話を聞いています。
50代からは、収入を増やす選択肢も限られてくる
若いころであれば、転職や副業で収入を増やす選択肢も取りやすいでしょう。
しかし50代になると、収入を増やすのは簡単ではありません。
むしろ、60歳以降の再雇用を考えると、収入が下がる可能性もあります。
セカンドライフに入れば、収入の中心は年金になります。
だからこそ、50代から考えたいのは、収入に頼らない備えです。
その一つが、資産形成です。
資産形成は、利益を出すためだけではない
資産形成というと、投資で利益を出すことを思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、就職氷河期世代は、暮らしを守る備えとしての資産形成も考えておきたいものです。
貯金は生活を守る土台になる一方、
インフレが続くと、実質的な価値が目減りする可能性があります。
そこで、長期的に資産を育てる選択肢も持っておく。
これが、これからの時代には大切になってきます。
急いで大きな金額を投資する必要はありません。
投資には値動きがあります。
むしろ、利益を狙うよりも、インフレによる物価上昇分を補う。
そのくらいの考え方で、ちょうどいいと思います。
まとめ:資産形成は、暮らしを守るための備え
就職氷河期世代は、長いデフレの時代を生きてきました。
そのため、貯金をしておけば安心だと考えやすい面があります。
しかし、物価が上がる時代には、貯金だけで暮らしを守るのは厳しくなってきました。
さらに、中小企業では、大企業ほど賃上げの余裕はないでしょう。
そのため、給料だけで物価上昇分を補うのは簡単ではありません。
だからこそ、資産形成は利益を出すためだけではなく、
これからの暮らしを守る備えとして考えておきたいものです。
それだけでも、セカンドライフへの不安を和らげてくれると思います。
