読書でのAI活用法【応用編】関連情報と読書メモで理解を深める
前回の記事では、読書で生成AIを活用したい方へ向け、無料版ChatGPTの始め方を紹介しました。
AIに慣れてきたら、知らない用語を調べるだけでなく、そこから関連する知識へ会話を広げることもできます。
また、重要だと思ったことや、印象に残ったことをChatGPTに話せば、自分なりの読書メモとして残せます。
今回は、無料版でできる実践的な使い方と、有料版で広がる可能性について紹介します。
前回のおさらい
前回の記事では、実用書に知らない用語が出てきたとき、生成AIに質問する方法を紹介しました。
たとえば、投資初心者が投資信託について質問する場合、次のように入力すると分かりやすい答えが返ってくるでしょう。
投資の本に「投資信託」という言葉が出てきました。初心者にも分かるように説明してください。

太字で示した次の3つを伝えると、分かりやすい回答を得やすくなります。
- 質問する分野
- 自分の知識レベル
- 知りたい用語
関連する用語を教えてもらう
投資信託の意味が分かったら、次に関連する用語を挙げてもらいます。
投資信託と一緒に知っておくとよい用語を、初心者向けに3つ教えてください。
挙げられた用語のうち、いくつ知っているかを見れば、基本的な内容の理解度を確かめる目安になります。
知らない用語があれば、気になったものを質問しましょう。
このように、同じチャットの中で質問を続けると、用語同士のつながりも分かりやすくなります。
ChatGPTも、それまでの会話を踏まえて答えるため、スムーズにチャットを続けられるでしょう。
関連情報を追加して知識を広げる
関連用語を理解できたら、次に関連する情報へ会話を広げてみます。
投資信託を理解するために、初心者が知っておくとよい特徴や、どんな人におすすめか教えてください。
紙面では文字数が限られています。
分からない部分は、ChatGPTに掘り下げて説明してもらうと、理解しやすいと思います。
文章だけではイメージしにくいときは、イラストにしてもらう方法もあります。
投資信託の仕組みを、初心者向けのイラストにしてください。
知らない用語を調べるだけで終わらせず、関連する用語や情報を教えてもらうことで、その本では十分に説明されていない知識も補いやすくなります。
印象に残ったことを話して読書メモにする
ChatGPTは、分からないことを質問するだけでなく、読書中に感じたことを話す相手としても使えます。
重要だと思った部分や印象に残った理由を、自分の言葉で話してみます。
今日読んだ本では、投資で増やすことだけでなく、自分が続けられる方法を選ぶことが大切だと感じました。
私は値動きが大きいと不安になりやすいので、無理のない金額で続けるという考えが印象に残りました。
ChatGPTとの会話ですから、きれいな文章にしようと考えすぎず、思いついたことをそのまま書けば十分です。
自分の考えや感想を言葉にすることが、読書のアウトプットになります。
あとで読み返したい場合は、次のように頼みます。
今まで私が話した内容だけを使い、200字程度の読書メモに整理してください。新しい情報は加えないでください。
読書メモを読み返すことで、本の内容が記憶に残りやすくなるでしょう。
AIに本を要約してもらうのではなく、自分が大切だと思ったことを整理して残す方法です。
有料版で広がる読書への活用
ここまで紹介した方法は、すべて無料版で試せます。
有料版では利用できる回数が増え、より高性能なモデルや機能も使えます。
そのため、利用制限を気にすることが減り、複雑な質問にも対応しやすくなります。
ただし、最初から有料版を使う必要はありません。
無料版に不便を感じるようになってから検討しても遅くないでしょう。

就職氷河期世代にとって、読書は生成AIに触れる良いきっかけになると思います。
使い慣れてくれば、身近な話し相手や相談相手として、セカンドライフの良きパートナーにもなるかもしれません。
まとめ
ChatGPTを読書に活用する方法を紹介しました。
知らない用語から関連用語を学び、さらに関連する情報へ会話を広げることで、本を読みながら知識を補えます。
文章だけでは分かりにくい内容は、イラストにしてもらうのも一つの方法です。
さらに、重要だと思ったことや、印象に残ったことを話せば、自分なりの読書メモとして残すこともできます。
ChatGPTの回答が、いつも正しいとは限りません。
次の記事では、AIの回答をどこまで信用すればよいのか、医療やお金に関する質問では何に気をつけたいのかを取り上げます。
※ChatGPTの機能は2026年8月時点の情報です。
